最近、昔の知り合いが「南国の人は全然働かなくて困る。」と言っていたことを、ふと思い出しました。
その話を聞いたときは、住んでる場所で労働意欲に差が出るわけない!と思いましたが、実際にバヌアツに来てみて、今ならその意味が少しわかります。
ということで今日は、南国の人は働かないという話をしていこうと思います。
出発前から働かないという噂
バヌアツへの派遣が決まり、訓練所で合宿していた時に、

「バヌアツ人は時間通りに来ない。」

「計画性がない。仕事が定時に始まらない。」

「当日急に職場が休みになる」
ということをOGの先輩から頻繁に言われ、現地に派遣されてからも、

「計画していたワークショップは、当日急になくなる」

「プランは基本後ろ倒し」
ということをずっと言われていました。この言葉の正体を、実際に住んでみて実感として理解することができました。
余談
こんな前情報があったからと言って、間違っても、のんびり活動してバヌアツライフを満喫してやろうとは思ってませんでしたよ((((;゚Д゚))))
実際行ってみると、カウンターパートはバリキャリのWHO職員で、しかもマレーシア人だったので、聞いていたバヌアツ人の働き方とは正反対の人でした(´・ω・`)
活動全然ゆるくなかった…orz
気候と国民性
バヌアツという国は、年間を通して、冬でも平均気温が25℃を超える温暖な気候。
南国の豊富な作物に恵まれ、穏やかな国民性と、家族で助け合って生きる、という生き方が根付いている島です。
なので基本的に、アジアを歩いているときに見かけるような、いわゆる物乞いのような人はほとんど見かけません。
(現地の人は寒さに弱いのか気温20度くらいになってくると、真冬用のパーカーとか着だす…私は半袖でちょうどいいくらい。)
そして気づきました。

こんな、のんびりた国に生まれて、必死に働くなくても飢えずに最低限の生活ができるなら、私も働かない。
それに、夏場は強い日差しと、高い湿度に体力は奪われるし、あんまりがつがつ働くという風習が、気候的にもあっていないのかなーとも感じます。無理すると体調崩す。
一方、ブルガリアに以前暮らしていた方から聞いた話では、冬の厳しい国では、割と計画的に物事を進めるのが得意な人たちが多いといいます。

何故なら、ちゃんと冬に備えないと、冬に飢えるから…
そういえば前に「幼女戦記」を見ていた時に、ドイツ軍人のお偉いさんが何人も集まって、冬に備えて食料をどうのこうのって言っていた気がする(´・ω・`)
住んでいる地域によってこんなにも違うのか。
外国で生活をし始めて、その土地の気候が国民性を作っていることを肌で感じました。
外国の人に会ったとき、自分の感性と違うなーと思ったら、

その人が、どんな国で育った人なのか。そんな背景を考えてみると、色んな人との交流が楽しくなるかもしれないですね☆
<日々たくさんの気づきをくれる、この国に感謝を込めて>
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!
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2020/2/9
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