コロナウイルスの影響がじわじわと大洋州周辺にも表れ始め、私の日常生活にもついに影響が出始めました。
私が日本を離れたのは1月中旬。東アジア周辺でコロナは流行り始めていたものの、入国に関して問題なく入れるぎりぎりのタイミングでバヌアツに滑り込みました。
そのまま任期満了まで、バヌアツに引きこもり、コロナのことは一切関係なしで生活、バヌアツライフの発信活動を続けようと思っていたのですが…
コロナが世界中で拡大していく流れに巻き込まれ、3月17日に青年海外協力隊の全隊員の一時撤退が発表されたことで、 帰国することとなりました。
私がバヌアツで活動を始めてから帰国に至るまで、何が起こり、その間に何を考えていたのか、 忘れないうちに記録に残しておこうと思います。
活動開始直後。
この国に来た当初から感じていたのは、人々のコロナに対する関心の高さでした。
現地語を教えてくれた先生や、ホストファミリーををはじめとする中~上流階級の人たちはもちろんのこと、
私たちが活動に行く、ターゲットコミュニティの人たちもコロナに関心高い関心を示していました。
私たちの活動内容は、WHOや保健省の職員と一緒に、熱帯病の予防啓発活動をすることでしたが、
どこに熱帯病の啓発に行っても、熱帯病そっちのけで「コロナはどうなっているんだ」とすごく聞かれました。
そんな雰囲気が漂いつつも、バヌアツをはじめとする大洋州にはまだコロナが入ってきておらず、首都の町の雰囲気も穏やかでした。
撤退決定間際。
2か月ほど経ち、なんとなくコロナが世界中に広がりつつある雰囲気を感じつつも、 いつものように活動をしていた3月の中旬。
いよいよ、peace corps(アメリカ版のJICA的なもの)の全員撤退が発表され、
その翌日にはアジアや中米に派遣されているJICA隊員の一部が撤退する、という情報が回ってきて、 本格的にざわつき始めました。
同じころ、活動先である保健省も急激にコロナモードに入り(詳しく書いていいか分からないから書けない…)、
私たちもさすがにそろそろまずいんじゃないかと思っていた3月17日の夕方、
JICA事務所から連絡があり、「隊員の安全と健康を考えた予防措置」として、全員一時帰国が伝えられました。
撤退決定後。
そのあとは、すぐに地方隊員が全員首都まで呼び戻され、
私は翌日から離島への引っ越し予定でしたがキャンセルになったため、事前にフェリーに積んでいた荷物をぎりぎりでとり戻しに行きました。

荷造りセット
先に帰国報告会を終えて帰れるはずだった任期満了の隊員は、
当日になり飛行機がキャンセルになり帰国できない、というトラブルに見舞われました。
帰国前日くらいになると、誰も大きなトラブルに巻き込まれたとは聞いていませんが、首都の町も雰囲気が少しずつ怪しくなり始めていて、
マスクをして歩く人がちらほら出始めたり、一部のドラッグストアからはマスクがなくなっていました。

そんなふうに各々ばたばたしつつも、私たちは帰国までの時間を使って、カウンターパートや現地職員にあいさつに回ったり、 心残りのないように過ごしました。
飛び交う噂。
その間も中米のある国では、小さいバスに隊員が10人以上乗せられて、陸路でメキシコを目指すとか、
大洋州の他の国ではすでに飛行機が2回キャンセルになって帰国の見通しが立たないとか、
いろんな情報が飛び交い、帰国の前日になって、バヌアツではコロナ疑いの患者が出たという情報も回ってきたり(後に陰性と判明)…
そして何より、オーストラリアでの乗り換えができるのか、そもそもバヌアツから飛行機にのれるか。
日々変わっていく情報に翻弄されながらも、無事に帰国できた次第です。
帰国後は2週間の自主隔離期間があり、ただいま自宅での自主隔離期間3日目となります。
日本に帰らなければいけないショックから、ようやく立ち直り始めたので、先週から起こったことをざーっとまとめてみました。
詳しい情報は少しずつ、ピックアップして記事を載せていこうと思います。
<無事に帰国できたことに感謝を込めて。>
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!
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2020/3/24
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