【白血病】患者さんは何を考えてる?【さと子さんの話】

病院時代

ただの思い出話(´・ω・`)

看護師時代、私は血液内科の病棟で働いていたことがあります。

血液内科の患者さんの入院生活がどんな感じなのか、想像できますか。

血液疾患は、抗がん剤治療がメインになるため、入院期間が長い人も多い。

そして、 治療中は3週間入院→1週間退院→3週間入院、という患者さんも多くいます。

そんな治療スケジュールの中、外からの刺激がほとんどない単調な空間で、治療期間の多くを過ごさなければいけません。

看護師が訪室すれば、会話もそこそこにしますし、不安に思っていることなど、話してくださることもありますが、

自分の中にある葛藤やストレートな感情を、看護師にぶつけることはほとんどありません。

彼らが日々をどんな気持ちで過ごしているのか。

そんなことが気になりつつも、日々の業務に追われていたとき、 

さと子さん(仮名)という60代の女性の方が、白血病の診断を受けて入院していました。

彼女は最初の入院時から、

落ち込んでいても仕方ないからね。前向きにね、やっていこうと思っていますよ。

というような、芯の強い人でした。

入院中、彼女とはとても仲良くさせてもらっていて、よく仕事の合間に他愛もない話をしに、病室に行っていました。

退院中に作った料理の話や、家で飼っている猫の話、娘が3人もいるのにいい年して誰も嫁に行かないんだという話などなど、

暇さえあれば、さと子さんの所に行って井戸端会議に花を咲かしていました(゚Д゚)

ある日、さと子さんの部屋に入ると、スマートフォンで何かを聞いている音がしました。

なんとなく、聞き覚えのあるような声が聞こえてくるなーと思っていると、彼女が聞いていたのは斎藤一人CDでした。

斎藤一人といえば、銀座まるかんの創業者(スリムドカンの人)ですが、スピリチュアリストでも有名な人で、

人生明るく幸せに生きるコツ・人が生きる意味・死んだらどうなるのかなど、そんな話をたくさんしていることでも有名です。

私が「もしかして、斎藤一人ですか?」と聞くと、

「ええ。この方の話は、前向きになれますね」

そんなことを言っていました。そうか…普段から感情を大きく露わにするわけではないけれど、 彼女はこうやって自分の精神のバランスをとっているんだなと、その時感じたのを今でも覚えています。

自分の病気は治るのだろか。

治ったとして、再発しないだろうか。もし、だめだったら?

自分は死んだらどうなるのだろうか。

何故、他人ではなく自分が白血病になったのだろう。

自分が白血病になったことに、一体どんな意味があるのだろうか。

自分の人生はこれからどうなっていくのだろうか。

そもそも自分の人生とはいったい何なのか。何のために生きているのか。

人前ではいつも明るくて気さくな彼女も、単調な入院生活のなかで、言葉にできない不安や疑問を抱えていたのでしょうか

半年たって、彼女は無事に入院治療が終わり、外来治療へと移行できました。

退院の日は、「やっと家で生活できるからうれしいわ」といって、 嬉しそうに帰っていく彼女の後ろ姿を今でも覚えています。

<今でもさと子さんが元気にしていることを願って>

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!

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2020/2/27

 

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